三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ] 価格:770円 |
「人は3千円の使い方で人生が決まる」
今回はこの書き出しから始まる”三千円の使い方”を紹介させていただきたいと思います
この書籍はある一家の女性たちの人生の節目でのお金の使い方、貯め方の悩みを題材とした
お話となっています
理想の一人暮らしを始めた美帆、早くに結婚した元証券会社勤務の姉、真帆
習い事に熱心で向上心の高い母、智子 そして1千万を貯めた祖母の、琴子
この本を読む事であなたの「3000円の使い方」が変わると思います
印象に残った3文
「三千円くらいの小額のお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが人生を作っていく」
飲み会の会費で使用する三千円、子供のプレゼントでの三千円
フラッと立ち寄ったコンビニで何となく使った三千円、友達へのお祝いの三千円
どの三千円も同じ価値ですが持つ意味は使った本人次第でいくらでも変わります
これくらいと考え半額シールのついた惣菜を夕飯があるにも関わらず買う事もあります
自分にとって本当に価値があるのか立ち止まって考えてから使用していきたいものです
「自分は感謝され、お金を貰いたい。つまり働きたいのではないか」
自分が73歳になった時にこの気持ちは持てないと正直に思います
73歳からの働く場所探しに苦戦する場面は何歳になっても自分のやりたいことを
追い求めて諦めずに続けていれば誰かが見ていてくれるものだと感銘を受けました
私も30歳になってからブログを書き始めましたが何事を始めるのに遅い事はないと
自信をもらいました
「人生は理不尽なもの費用対効果なんてない、って事を受け入れてからが節約」
仕事、結婚、出産どの場面でも理不尽なものは付きまとうものだと共感しました
また、あれもこれもお金がかかるからとお金のことだけを気にしていると
自分の人生は豊かにならずつまらないものとなってしまいます
私は二人の子供がいますが妻と二人の子供には好きな事をしてほしいと考えています
その中で必要であるもの不必要であるものをしっかり見極めていくことが自分役割で
大切な事だと感じています
三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ] 価格:770円 |
この本がお勧めな人
・ライフステージの変化でこれからの人生のお金の使い方を考えたい人
・節約なんかして本当に意味があるのかなと感じている人
・自分の身の回りの人と比べてお金や環境について考えてしまう人
この書籍には様々な年代の人にスポットライトを当てお話が進んでいきます
このタイトルに惹かれて検索や手に取った方は少なからず自分の姿を当てはめて
読み進めていくことができると思います
また、節約とは何のためにするのか、何故しなければならないのだろうと
思った時に読んでみると考え方に変化をもたらしてくれると思います
この本がお勧めできない人
・節約なんかしないで好きなだけお金を使っていきたい人
・今の現状に満足していてお金について困った事はない人
このブログを読んでくれているという事は少なからず節約やお金に興味を持っている方々だと
思いますが根本的に節約やお金に関してあまり興味がない方にはこの書籍はお勧めできません
他の興味のある書籍を手に取る事をお勧めします
本の詳細
- 本の目次
- 三千円の使い方
- 73歳のハローワーク
- 目指せ!貯金1千万円
- 費用対効果
- 熟年離婚の経済学
- 節約家の人々
- 著者
- 原田 ひ香
- 出版社・発売日・ページ数
- 中央公論新社
- 2021年8月20日
- 349ページ
まとめ
お金に対する価値観や節約の大切さを再認識しました
様々なシチュエーションでのお金の必要さを知ることができ自分だったらと置き換えて
想像できるようなリアルなお話ばかりでした
この書籍は2023年1月7日よりドラマ化されるそうです!
どのように表現されるのか楽しみです!
原田 ひ香さんの他の作品のリンクも貼っておきますので興味がある方は購入してみてください!
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